GO!GO!歌謡曲
サハフのつぶやき
ダイナマイトポップスの広報部長・サハフ情報相が歌謡曲を語る

たどりついたらいつも雨ふり/ザ・モップス

投稿日:2016年3月25日

カテゴリー:グループサウンズ系, 日本のロック系

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自民党にもいろんな派閥や思想が混在しているのと同じように、「グループサウンズ」にも、ひとくくりにはできない種々のジャンルが存在しておりましたな。「ザ・タイガース」や「ブルーコメッツ」を保守本流とするならば、この「ザ・モップス」は ”極右勢力” とでも言っておくべきですかな。

1967年に「朝まで待てない」という曲でメジャーデビューを果たしたザ・モップス、生まれた時期と楽器編成から他のグループサウンズと同じ箱に入れられて評されておりましたが、頭角を現したのは世間的にグループサウンズブームが去ってから。世にその存在を大きく知らせることとなったのが、1971年にリリースされた通算8枚目のシングル「月光仮面」…この時すでにグループサウンズは影も形もなくなっておりましたな。

そしてその翌年に「モップスと16人の仲間」というたいへん意欲的なアルバムを発売、そのA面1曲目にデンと座っておったのがこの「たどりついたらいつも雨ふり」だったわけですな。アルバムタイトル通り、収録16曲すべてが異なる作家(これが ”仲間” つうことですな)による作品で、この「たどりついたらいつも雨ふり」は、かの吉田拓郎大先生が作詞作曲したということもあり、特にロック・フォークファンから絶大な支持を得ましたな。

てな歴史的背景もあり、ザ・モップスは当初「グループサウンズ」というカテゴリーに属していたものの、最終的には他のバンドたちとは違う「日本のロックバンド」としての地位を確立。リードヴォーカルの鈴木ヒロミツ大先生は、のちに俳優として、そして味のあるタレントとしてお茶の間の人気者に…惜しくも2007年、60歳という若さでこの世を去りますな。拙者も大好きなアーティストだっただけに、とても残念でしたな。合掌。

(ダイナマイトポップス広報担当:サハフ情報相)

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