グループサウンズの雄・ザ・タイガースがデビューから快進撃を続ける1967年に収録され、商品化されたライブアルバム『THE TIGERS ON STAGE』はいまだに名盤として高い評価を得ておりますな。メンバーはもちろん沢田研二、岸部おさみ（現：岸部一徳）、加橋かつみ、森本太郎、瞳みのるという黄金のオリジナルメンバーで、ジャケットからしてゾクゾクするようなヴィンテージ・ロックテイストの雰囲気が漂っておりますな。

内容はというと、サンケイホールでの初ワンマン・リサイタル「ザ・タイガース・ア・ゴー・ゴー」でのライブ録音で、全12曲。驚くべきは、その半数近くが、ローリングストーンズのナンバー（ルビー・チューズデイ、レディー・ジェーン、タイム・イズ・オン・マイ・サイド…）で占められていることですな。当時のGSは洋楽、とりわけビートルズやストーンズに憧れて結成されたバンドが多く、タイガースも御多分に洩れずといったところでしょうな。

もちろん彼らのオリジナルヒットソング「モナリザの微笑」「シーサイドバウンド」「僕のマリー」（…といってもこの3曲だけ）も収められ、ファンにはたまらん1枚ですな。

（ダイナマイトポップス広報担当：サハフ情報相）