2011年12月23日ライプレポ・第1&第2ステージ

2011年12月23日ライプレポ・第1&第2ステージ

2011年12月23日ライプレポ・第1&第2ステージ

ダイナマイトポップスが歌う曲は、昭和生まれの僕たちにとっては聴き慣れ親しんだものばかりである。なのに、彼らが歌うとなにか「特別な力」がそこに生まれているような気がしている。


カバー曲ばかりで勝負するなかで、そうした特別な「時空」を生み出せる力こそが彼らの「独創性」そのものなのだろう。計算し尽くせない彼らのパフォーマンスの前には、客席にいる僕らのアイデンティティはたちまち喪失する。しかし、この喪失感、なかなかの快感なのである。彼らのステージに、いつも僕たちは自分を失う。


クリスマスらしいマライア・キャリーの『All I Want For Chiristmas Is You』が流れる中、メンバーとともに颯爽と登場したOK☆さん。「今日は楽しんでいきましょう!」と、熱く激しくジュリーの『TOKIO』をシャウト。そしてすぐさま『勝手にしやがれ』に。黒いジャケットにパープルナクタイが実にファッショナブルな彼の、シンガーとしてのパッションに飲み込まれた場内は、早くも「♪アーア」の手のひらウエーブでレスポンス。


OK☆さん「今日は盛りだくさん。いま僕は歌っているけれど、この後は、司会進行に徹しますから」(笑)。その後は「初恋シリーズ」と題し、OK☆さんが「年末になると必ず歌いたくなる」という堺正章の『さらば恋人』へ。


そして、歌姫ズのデュオによる『白い色は恋人の色』。昭和ちっくな特殊メイクを施したみーやんの柔らかなメインボーカルに、アーティスティックなはるよんのコーラスが重なる心地よさ。そして、再びOK☆さんによる村下孝蔵の『初恋』へ。OK☆さん「僕のこの歳になると、街で恋人同士を見た時、ついムカッとしてしまうのはなぜでしょう?」で、場内はもちろん、ステージ上のえす様までもが大笑い。その後のメンバー紹介は「メンバー間であとで問題になるから」と、客席から「均等な拍手」を求めるOK☆さん(笑)。今回の年末ステージには、大阪へ単身赴任しているローズさんも駆けつけたのでした。


ここで、「補欠メンバー」(OK☆さん談)と称される、ポッキー宮沢さんが登場(笑)。マッチの『ギンギラギンにさりげなく』の前奏が流れ、歌姫ズによる前振りコーラスが期待をさらにふくらませる中、歌い出し部分に至らないまま演奏は終了。歌えずに悔しがるポッキーさんに対し、OK☆さん「ポッキー、歌いたい? じゃ、トシちゃんを歌う? では、次の曲は…『スニーカーぶるーす』!」、ポッキーさん「トシちゃんじゃないじゃん!」。抜群のコンビネーションによるボケとツッコミの後、赤いラメハチマキとブルージーンジャケットで熱唱したポッキーさんは、歌い終わってポツリとひとこと。「ちょっと、でも、ちょっとなあ…。マッチって、本物はもっと輝いてたなあ。オレ、くすんでるよなあ…」で場内は大爆笑。そして、黒い怪しげなサングラス姿のOK☆さんとともに、そのままクリスタルキングの『大都会』へ。二人の過激パフォーマンスを支えるような、コモエスタさんの力強いリズミングのドラムもまた僕らのハートに響いてきたのでした。歌い終わった後のMCで、「オリジナルキー」をきちんと発音できないOK☆さん。「最近、すごくカムようになってきて…。歳を感じますね」(笑)。


続いて、中条きよしの曲『理由』のBGMに乗り、いかにも小ワルそうな、上下が白いスーツのローズさんが登場し、ひとこと。「…もみあげも、長いの」(笑)。歌うは中条きよしの名曲『うそ』。歌の間も「お久しぶりでございます」とセリフを多発し、最前列の客に話しかけるように歌いつづるローズさん。歌姫ズのコーラスぶりも、そんな彼のワルぶりに合わせるかのように、どことなく怪しげにサポート(^^)。


そして、いよいよダイポプ自称の「紅白歌合戦」(がテーマだったのね、今夜のライヴは!)は、白組中心から紅組へ移行。…とはいいつつ、紅組というよりは、どこから見ても黒組のエスパーさんによる『北ウイング』。そして『DESIRE』へ。場内からは自然な「はぁ、どっこい!」の声援も。OK☆さん「エスパーさんのよくわからないオーラが、これまたいいですね」。


続いては、OK☆さんいわく「パチモンではないゲスト」の浅野孝巳さんが登場。しかし、浅野さんの第1声が「(僕も)パチモンです!」だったため、場内は爆笑の渦。ここで、先日、ゴダイゴがスマスマに出演した話も披露。OK☆さん「キムタクってどんな匂いがするんですか?」浅野さん「僕とおんなじ匂い。使っているコロンが同じなんです」。
歌うはゴダイゴの『ホーリー&ブライト』。クリスマス色ゆたかに歌いあげ、気をよくしたOK☆さん「いい曲ですよねー。この曲はゴダイゴのライブでよくやるんですよね」、浅野さん「いや、やらないですね」…で場内爆笑。そして、浅野さんから、名曲『銀河鉄道999』の、ここには書けない制作秘話までも楽しく披露。浅野さん「なのにこの曲、ヒットしちゃって、ねぇ…」(笑)。


そして、次なるゲスト、ツイストのドラマーである、ふとがね金太さんがBGM『宿無し』に乗って華々しく登場。金太さん「呼ばれてないのにやってきましたー。来たら、呼んでないと言われましたー。レギュラーゲストの、ふとがね金太です。では、私の1,265曲のレパートリーの中から、『燃えろ、いい女』をやりたいと思います」と息もつかせぬ、いつものハイスパートなMCぶり。歌の場面では、腕をぐるぐる回しながら「♪燃えろー」と客席に投げかけ、「♪いい女」「♪ナツコ」とお客さんに歌わせるあたり、さすがは至高のエンターテイナー。金太さん「来年から、僕の名前をミッキー吉野に変えたいと思います。うっそ、でーす」。


金太さん降壇後は、テンションアゲアゲの『Choo Choo TRAIN』へ。歌姫ズのそれぞれのソロも盛り込まれ、ハイなグルーヴ空間を作り上げたまま、金色の和服に身を包んだヨハネパウロ氏が登場し、そのまま『マツケンサンバ』へ。メンバーもバックで楽しく歌い踊りまくり、第1ステージはフィニッシュ。

第2ステージは、BGM『ルパン三世のテーマ』に乗ってメンバー再登場。
OK☆さん「ここから本番だー」と、太川陽介の『ルイルイ』へ。そして、沖田浩之の『E気持ち』。お気に入りのジャケットのボタンがかけ違っていたことも、笑いに変えてしまうOK☆さんがオチャメなのでした(^^)


続いてのゲストはサンミュージック所属の福島和可菜ちゃんと、その妹の舞ちゃん。IKEアニキがすかさず「待ってましたー」と大声援。和可菜ちゃんも「スケジュールを空けてこの日を待ってました!」。そして、季節がら、ヘビーローテされているテレビCMの「サトウの切り餅」の生(なま)歌を楽しく披露。二人が歌うは『かもめが飛んだ日』。こぶしのような味のある歌声は、さすがにプロ歌手。でも、「♪かもめが飛んだー」のところで蝶のように腕をバタバタさせていたのは、前回えすさまがこの曲を歌った際のご乱心ぶりな振り付けに洗脳されちゃったゆえかー?(笑)。


続いては、紫の和服のえすさまが登場。OK☆さん「初詣のお母さんみたいな格好ですね」、えすさま「この和服で出番を待っているのは、熱かった…(笑)」。歌うは『天城越え』。さっき中森明菜を歌っていた人の歌声とはあまりに違う、妖艶な変化ぶり。


続いては、BGM『北の蛍』の前奏が流れる中、自動移動ステージ(手押し台車)に乗った巨匠・森進一がシルバースーツで登場。と、OK☆さんが操作する自動移動ステージは、ポッキーさんに歌わせないまま、向きを変え、再び楽屋方面に。客席からの声援の後押しもあり、再びステージに登場したポッキーさん。口から顎にかけて、腹話術人形のような縦線をまっすぐ2本入れたメイクにより、OK☆さんとの「腹話術人形」ギャグも炸裂。ポッキーさん「メイクさんが、口から下に(まっすぐ縦に)線を入れるのは初めてだ、って言ってました。いいんですか? 本当にいいんですか? と何度も念を押されちゃった」(笑)。


その後は、宴会カラオケのノリの『北酒場』。OK☆さんもポッキーさんも立場を忘れて素で歌い、とても楽しそう。OK☆さん「たぶん客席の皆さんより、歌っている僕らのほうが楽しい」(笑)。ベースのリラックスさんもまた、顔に静かな微笑みを浮かべながら、楽しそうにプレイされていたのでした。


ここで、超ベテランファンのIKEアニキが、近々沖縄に引っ越しをされる旨がOK☆さんより紹介。「さみしいー」との声があちこちから発せられる中、IKEアニキは「ダイナマイトポップス、必ずまた見に来ますよ!」と男の約束。


続いては、キャンディーズのカバーグループの「ストロベリーキャンディーズ」が初登場。歌は『年下の男の子』。衣装や振り付け、ビジュアルだけでなく、歌声までもがカバーされているところがアンビリーバブルな楽しさ。熱心な追っかけファンによる声援と、七色の紙テープがステージに向かって激しく飛びかう。「♪私のこと好きかしら」「好き、好きー!」、「♪はっきり聞かせてー」「大好きー!」。…そうかぁ、そういう応援コールだったのかぁ(笑)。


続いての『春一番』は、客席の女性客も一緒に振り付けを楽しんだのでした。そして、彼女たちが去った後は、最前列のお客さんが協力しあって、ステージを埋め尽くした七色の紙テープのおかたづけ(笑)。


OK☆さん「来てますねー、超高級な忘年会のようになっていますねー。では、ここはクリスマスプレゼントということで、もう一度浅野さんに登場していただきましょう」。ステージに降臨された浅野さんは「(ストキャンの)あとはやりづらいですねー。普通のオヤジで出てきちゃって…(ごめんなさい)。ちなみに、キャンディーズとはデビューが同じです」。そして『ガンダーラ』からノンストップで『モンキーマジック』へ。


続いては、お待ちかね「シブがき隊メドレー」として、オックン、ポックン、そしてオリジナルなタックンも入った元祖トリオ登場。オックン「キャンディーズに負けないで頑張りたいと思います」、ポックン「オレらも、シブがき隊だと言い切っちゃえばいいじゃん」、オックン「それは…んー、どうかなぁ…」(笑)。歌は『ZOKKON命』。そして、次にフックン役がハックンに入れ替わり、怒涛の『アッパレ、フジヤマ』から『挑発∞』へ。なかでも驚いたのが、オックンとポックンの振りつけが昨年の9月のライヴとは比べ物にならないほどにレベルアップしていたこと! センターのハックンによる相当に厳しいダンス指導があったのでしょう(笑)。OK☆さん「シブがき隊リーダーのハックンに大きな拍手を!」。


その後の総立ちメドレーでは、OK☆さん、ポッキーさん、えすさまの『恋のダイヤル6700』から『パラダイス銀河』へ。ローズさんのエア・ローラーアクションも久々に炸裂。そして、嵐の『Happiness』からポッキーさんによる『あの鐘を鳴らすのはあなた』へ。この曲の前奏が流れただけで場内から拍手がステージに降り注ぐあたり、皆さんもこれを聞かないと年を越せないとお考えなのでしょう(笑)。本編のラスト曲は、OK☆さんいわく「これをやらないと終われません」の『ヤングマン』。


アンコールでは、シンセによる除夜の鐘が鳴り響く中、ヨハネパウロさんがあの有名な某ネズミの声に成り済まして「ネズミーランドにようこそ」と、『ゆく年、くる年』のナレーション風に展開。ヨハネさん「あっ、トゥモローランドに誰かいる」とのセリフから、赤いスリラージャケットに身を包んだポッキーさんが登場し、『今夜はビートイット』へ。そして、場内一体となっての『君の瞳に恋してる』。


その後、三たび浅野さんが登場しての『銀河鉄道999』から『また逢う日まで』。OK☆さん「みんな最高だったー。また一緒に遊ぼう! 池上さんもまた一緒に!!」。


そして、ストロベリーキャンディーズも一緒になっての、ドリフターズの『8時だヨ!全員集合』のエンディング曲でフィニッシュ。ポッキーさん「歯みがけよ! お風呂はいれよ! 宿題やれよ! また来週~!」、OK☆さん「『また、来年』だよー(笑)」。


ライヴ終了後は、IKEアニキを中心に、メンバーがステージ上で記念撮影。「嬉しいー」を連発していたIKEアニキはきっときっとまたダイポプのライブ会場に再来し、誰もが大笑してしまう、あの独特のあたたかいキャラクターとステージツッコミで、ライブを大いに盛り上げていただけることでしょう♪


written by T.Seno (Dynamitepops Official Reporter)