2010年4月3日ライプレポ・第2ステージ

2010年4月3日ライプレポ・第2ステージ

2010年4月3日ライプレポ・第2ステージ

第1ステージとの幕間にある、今回のサプライズ・スペシャルコーナーは、リリーズによる懐かしのカバー歌謡曲コーナー。お二人がしっとりと太田裕美の『雨だれ』をハモリ歌いあげた後は、オリジナル曲でシングルカットもされた『太陽がいっぱい』。そしてザ・ピーナッツの『恋のバカンス』の計3曲が、来場者にプレゼントされたのでした。

その後、『太陽にほえろ』のテーマソングが流れるオープニング・セレモニーに乗って、颯爽とメンバーがステージに再登場。期待の第2ステージはジュリーメドレーから。OK☆さんがタフな歌声で『勝手にしやがれ』をヒーローちっくに歌いあげ、続いて、男気あふれる『ダーリング』、そして、バッキーさんの70年代風ギターサウンドが冴えわたり、コモエスタさんが粋なドラムテンポの味つけを添える『危険な二人』へ。

「THIS IS 70S’」と題した今回のライブについて、OK☆さんいわく「我々はふだんは最新のヒットソングをお届けしているのですが、今日は70~80年代の歌謡曲ばかりをお届けする、年に一度の懐かしの歌謡曲祭りです」。それを聞き、常連のお客さんたちからはたちまち「えー???」のツッコミの渦(笑)。

さらにOK☆さんは「ジュリーと言えば、次に来るのは……五郎ですよね」。客席に再び湧き起こる「えー???」という楽しげいっぱいな反響。OK☆さんの紹介を受けて登場してきたのは、トイレットペーパーを片手に、妙にお尻を突き出し、お腹を押さえ、モジモジしながら『私鉄沿線』を歌う、野口ポッキー五郎さん。歌いながら、時々「ウッ!」という声にならない声を出す様子が妙にリアル(笑)。何かに追いつめられるように歌っているうちに、歌の2番の途中から突然、何かがふっきれたような、やけにすっきりした表情に変わり、そのまま最後まで歌いつづられたのでした。アカデミー賞主演男優も真っ青の、そんなポッキー五郎さんの抜群の演技力に、場内は大ウケでした☆

続いては、エスパーさんによる『プレイバックPart2』。第1ステージでの『赤いスイトピー』歌唱の際にはOK☆さんから「当時の聖子ちゃんの初々しさを出して歌ってほしいんだよね」とのシークレット・ミッションを受けていたえす様でしたが、百恵ソングになるとそんなぶりっこ歌唱から一転。客席男性を手玉に取る、恒例の「♪坊やー」攻撃がお約束どおりに炸裂し、客席の男性陣を逝かせまくり。しかも、この日は「♪あなたのもとへー」部分での、客席再攻撃のおまけつきなのでした(^^)

「続いては、ダイナマイトポップスのアニメソングメドレーです」。そう告げたOK☆さんは、続いて「今はじめて、ゆみちゃん(9才)から「イエーイ」という喜びの声が出ました。でも、全然知らないアニメばっかりだろうなー、1970年代だし(笑)」。それを聞いたゆみちゃんから「いいよー」との明るい返事。OK☆さんは、隣に座っているお母さんに向かって、「素晴らしい、教育が行き届いてますね!」。そして再びゆみちゃんに向かって「アルプスの少女ハイジって知ってるかなー?」。これに対し、自信満々に「知ってるー!」と答えるゆみちゃん。するとOK☆さんは「でも、今日はやらないんだけどー」。こんな二人のやりとりで、場内客席は大爆笑の渦となったのでした。

そんなOK☆さんが歌ったのは、ハードボイルド風な『ひょっこりひょうたん島』。ローズさんのパーカッション効果や、ヨハネさんの粋なキーボードソロも冴えわたる中、「♪チャプ、チャプ、チャプ」「♪スイ、スイ、スイ」部分はゆみちゃんも一緒にシンキング♪

続いては、『ルパン3世のテーマ』。ボーカルがない分、キーボードの激走ぶりが実にエキセントリック。歌姫ズのハモリ・コーラスワークもアーバンチックな効果MAXに。この曲の一番の見せどころは、間奏部分のヨハネさんの即興的キーボードと、コモエスタさんのドラムの掛け合いであり、その抜群のコラボレーションサウンドが何とも絶品、なのでした。

そして、OK☆さんの「出たぁ、ジャクソン大魔王だー」とのMCにより、ナイロン製のマイケルジャケットを着たポッキーさんによる『ハクション大魔王』ならぬ『ジャクソン大魔王』へ。「♪壺の中から、パオ、飛んでくるー」。何度見ても抱腹絶倒なパフォーマンス。ローズさんの、気の抜けたようなパーカッション効果もなんとも可笑しげ(笑)。歌の途中には、カケラさえも出来ていない「ムーンウォーク!(自称)」まで披露したポッキーさんなのでした(爆)。

一瞬も止まることないハードワークで歌い終わったポッキーマイケルは、ひとこと…「I’m tired」。そんなヘロヘロなポッキーマイケルに話しかけるOK☆さん。「この衣装ってビニール製ですよね?」。ポッキーさんは肩で息をしながらそれに答え、「メイド・フロム・ビニール。…もう(楽屋に)帰ってもいいですか?」。

OK☆さん「さて、皆さん、ここまでは遊びみたいなもの。ここからが本番です」。そして、ゴダイゴの浅野孝巳さんが再びステージに降臨。浅野さん「出にくいですよね、ジャクソン大魔王の後は。あのパフォーマンスの後では、僕が何をやったって、ウソものみたいに見えちゃうもん」(笑)。…いえいえ、貴方こそは日本屈指のリアルギタリスト・浅野孝巳さんですからー♪

ここでOK☆さんから「ゴダイゴの中で聞きたい曲のリクエストを募っちゃいます。まずは『銀河鉄道999』が聞きたいという方、拍手をー。(場内からの圧倒的な拍手の後、)多いですねー。でも、これは人気投票だから、他の曲についても平等に皆さんに聞いてみます。それじゃあ…、(しばし考えるようなポーズのあと、)『銀河鉄道999』が聞きたいという方、拍手をー」。…つまりのところ、選択肢というものはなく『銀河鉄道999』だけをこういう形でゴリ押ししちゃう、おちゃめなOK☆さんなのでした(笑)。

「『銀河鉄道999』を望むお客さんが一番多かったようですねー。ゆみちゃんのお母さん、あなた、ウケ過ぎだと思います(笑)。じゃ、皆さんの熱いリクエストにお答えして♪」
ゆみちゃんとそのお母さんの存在により、OK☆さんが得意とする客席いじり笑いも一層ヒートアップしたまま、『銀河鉄道999』の演奏は盛り上がりが最高潮に☆

次に、浅野さんから近況報告。ゴダイゴ、ツイスト、ハウンドドッグ、サザンオールスターズのメンバーが集まってのドリームバンド編成の紹介がなされた後、そのバンドでボーカルを担当する、元ツイストのドラマー・ふとがね金太さんが、この日のさらなるサプライズゲストとしてステージに登場!

金太さん「こんばんはー、タケカワユキヒデです(笑)。そこにいらっしゃるリリーズさんとは32年ぶりに逢いました。『ぎんざNOW!』という番組で、1978年当時、僕と世良はサインをもらったんです。さて、皆さん、今回だけのゲストとしてではなく、毎回僕をこのライブに呼んでください。それでは、歌に行きます。『ガンダーラ』、聞いてください」。一方的にマシンガンのようにしゃべりまくり、しかもアカペラで「♪そこに行けばー」と勝手に歌い出す金太さんに、OK☆さんがツッコミ。「金太さんをレギュラーで呼びたい気持ちもあるんですけど、噂によると、私よりさらにさらにMCが長いと…」。
金太さん「(きっぱりと)長いです! しかし、こんなバンドが存在していて、こんな世界があって、こんなにいっぱいお客さんが入っているなんて。(客席に向かって)はっきり言ってあなたがた、異常です。今は21世紀なんですよ。なのに70年代の歌謡曲?……異常です。でも、素晴らしいです。この、完全コピーだけというやり方が(笑)」。OK☆さん「ツイストの曲も勝手にやらせていただいてます」、金太さん「どうぞ、どうぞ。もう私には印税入ってこないんで。じゃ、歌っていいですか? 声、でかいっすよ。それじゃ、リクエストを募ります。『銃爪(ひきがね)』?、『燃えろいい女』?、当時はドラムだったから、どちらも歌詞を覚えてないんっすよ」。それはそれはあまりにユニークな、金太さんの暴走MCなのでした。

そうこうしているうちに、曲は『銃爪』に決まり、前奏が始まって、いよいよ「♪あーいそづかしの…」と来るところで、金太さん「♪あーーー……ちょっといいっすか。このイントロ、すっげーカッコいいんすよね」。金太さんのまさかの寸止めギャグに、客席も大ウケ。金太さん「ゆみちゃんのお母さん、アナタ、笑いすぎです。異常です」(笑)。この一連の流れには、ふだんクールを装っているコモエスタさんも、ステージ上でマジ笑い。再び始まった『銃爪』では、力強い歌声ながらも、床に置いた歌詞カードをマジマジと凝視しながら歌う金太さんの姿を、客席から大いに楽しんだのでした。

歌い終わり、「ありがとー」と叫びながら満場の拍手の中でステージを降りた金太さん。ステージに残ったOK☆さんは「金太さんから、我々のバンドのレギュラーにという話もありましたが、こうしたリアル・アーティストなメンバーが増えていくと、我々オリジナルのメンバーがそのうち要らなくなるんじゃないかという心配が(笑)。
…お母さん、またしてもウケ過ぎです」、ポッキーさん「今日のお客さんって反応がいいですよね」、OK☆さん「僕はとにかく、ゆみちゃんにゾッコン。二人はラブラブな感じです。僕は35ぐらい歳上なんですけどね」(笑)

続いて、OK☆さん「皆さん、今日のライブもそろそろ最後です」。客席からたちまち「えええーっ!」という反響が起こるやいなや、OK☆さん「皆さん、アラフォーになっちゃうと、遠慮というものがなくなるんですね」

恒例の総立ちシステム発動後は、アイドルメドレーとして、シブがき隊の『100%…SOかもね!』から。OK☆さん、ポッキーさんにローズさんも加わり、EXILE風の三位一体ぐるぐるアクションを中心としての、振り付きアゲアゲ・パフォーマンス。

続いては、光GENJIの『パラダイス銀河』。OK☆さんは早々と客席へと乱入し、ステージ上のローズさんのエア・スケートアクションも、オリンピックに刺激されてか、いつもより高度な技の満載バージョンで。

そして、えす様による小泉今日子の『なんてったってアイドル』。さりげない歌姫ズのコーラスサポートも絶品で、盛り上がり度をさらに相乗。えす様と客席との「イエー」コールレスポンスもキュート&エネルギッシュに。そして、フィンガー5『恋のダイヤル6700』では、OK☆さん、ポッキーさん、えすぱーさんのコンビネーションもバッチリに。やはり彼らは、変身せずとも、巨大化せずとも、アンダーグラウンド歌謡業界最強の、スーパードリームバンドです♪

第2ステージのラストは、恒例の西城秀樹の『ヤングマン』。久々に客席を左右に分断し、OK☆さんチームとポッキーさんチームによるYMCA振り付け合戦。今回はおバカさが上乗せされたキレのいい動きにより、ポッキーさんチームが勝利したのでした。

アンコールでは、客席に、誕生日の女性がいたため、OK☆さんから「おめでとう! でも、誕生日の夜に僕らのライブで、アナタ、本当にそれでいいの???」(笑)

その後、エネルギッシュなOK☆さん歌唱による『SATURDAY NIGHT』へ。さらに、最近はハートキャッチ・プリキュアのエンディングダンスにハマっているというヨハネさんが、エアロビのカリスマ、オリビア・ニュートン・ジョンと化してステージに登場。怪しげなDVDジャケットとトイレットペーパーを両手に持ち、バーベルに見立ててのキテレツな『フィジカル』。客席もそれを真似て、場内はたちまちエアロビ・パニック。

この時のヨハネさんはしっかり歌いながら踊っているかに見えましたが、実は、サビ部分のボーカルを歌姫ズに全面委任し、キレのあるダンスパフォーマンスのみにすべてを捧げていたのだとか。そう言われれば確かに、前回はもっと息が切れ、マジに生命を賭して歌い踊っていたような記憶が(笑)。ヨハネさんいわく「フロントマンが実はエアボーカル、という画期的なシステムが創造できた!」のだそうです(笑)。最近、ニュースで話題の上海万博も真っ青なオチ付きの話題ですね(^^)

なお、歌わずとも充分に激しいダンスの後、ヨハネさんは極度の酸欠状態のままで、キーボード演奏に復帰。息もたえだえに演奏するヨハネさんを見るに見かね、影からそっと彼に水を差しだしたのは、浅野孝巳さんのマネージャーさんだったのだとか。これ、「歌わないオリビア」に関するチョットいいエピソード(^^)

そして、サブ北島先生による、『与作』と『伝説のチャンピオン』の奇跡のコラボレーション曲『与作はチャンピオン』へ。歌い始める前から大笑いする客席に、ポッキーさん「まだ何もやってねえよ!」(笑)。

ヨハネさんのキーボードアレンジもバージョンアップされていた中、ポッキーさんが渾身のおバカ歌唱パフォーマンスを終えた後、OK☆さんいわく「皆さん、いま見たものは、この場限りで忘れていただきたい!」、ポッキーさんも「(ゆみちゃんに向かって)ちょっと悪いものを見せちゃったなー。わかってはいたんだけど、自分で自分が止められなかったよ」(笑)。
そして、浅野さんやリリーズ、ふとがね金太さんも再びステージに上がっての尾崎紀世彦の『また逢う日まで』。今回のメインボーカルは、ふとがね金太さんが務めたのでした。しかも、「♪互いに傷つきー」以降の部分では、リリーズのお二人が即興でそれぞれ声高らかにハモられており、そんなプロの即興サービス意識が、大団円ステージの華々しい効果をいっそう高めていたのでした。

ここで、今回は、歌姫ズにまつわる隠れたエピソードを紹介します。『はー姫』の発案により、前回から嵐の『Happiness』がダイポプの新曲メニューとして加わったのは皆さんの記憶に新しいところでしょう。前回の初披露の際、この曲のイントロだけで客席がたちまち歓喜の渦となり、歌姫ズも気持ちよくいざ歌おうとしたところ、『みー姫』のマイクがない! よくよく見ると、ローズさんがその前のパフォーマンスでマイクを持って行っちゃったままに。泣く泣く『みー姫』はマイクのないマイクスタンドに向かってのエア・コーラスに徹したのだとか。そのぶん今回は、マイク付きのスタンドの前で、前回のリベンジとばかりに全身全霊的アグレッシブな顔つきでの歌いっぷりだったそうです。いつも物静かな表情でのコーラスの裏に隠れた、歌姫ズなりの「自己解放!」なのでした♪

今回のレポの最後に、ふとがね金太さんとリリーズのご感想の概要をご紹介します。
ふとがね金太さん「ダイナマイトポップスのLiveは凄かった。勉強させていただきました」。
さらに、リリーズのお二人も「とっても楽しいステージ。楽屋で聞いていて盛り上がってしまいました。『好きよキャプテン』の演奏はぶっつけ本番の生演奏だったにもかかわらずバッチリで、しかも音も厚みがあっていいし、素晴らしかった」とのご感想でした。詳しくはそれぞれの方のブログをご覧ください♪

written by T.Seno (Dynamitepops Official Reporter)