
Gメン’75のテーマが流れ、メンバーの一部があたふたとステージに登場するような余興もありつつ、第2部スタート。黒いハットにスリムな黒タイといったロカビリー系衣装のOK☆さんが勢い込めて最初に歌うのは、『青春時代』。この第2部のテーマはずばり「青春」。OK☆さんは「皆さんにキュンキュンしてほしい。泣いちゃうかもしれませんよ」とプロローグ・コメント。
1曲目で早くも青春ロードを天元突破しちゃったOK☆さん、「僕にとっての青春といえば、フォークも入ってる。ということで、アリスメドレーを」。…客席のごくごく一部から「げ!」というリアクションがあった事実も、とっさの機転で笑いの渦に変えたあたりはさすが。「僕が一番初めに買ったLPがアリス。レコード屋に1か月通い続けたあげくに買ったという、そんな“僕の思い出”にどっぷりつかってほしい」と、またもや場内をOK☆ワールドに染め上げる(笑)。自分で好きだと言うだけあって、危なげない歌詞で楽しそうに『ジョニーの子守歌』を歌いつづるOK☆さん。1曲目からここまでオリジナルどおりに格調高く添えられていた歌姫ズのコーラスもこれまたワンダフル。彼女たちのコーラスが加わるようになって、ダイポプの音楽性の幅がさらにいっそう広がりましたね。それゆえ、いろんな役を兼ねていたヨハネさんが演奏に集中できるようになったという効果もあるのでしょうか(笑)。
続いて、バッキーさんの軽快なギターカッティングから始まった『君のひとみは10000ボルト』では、OK☆さんをサポートするヨハネさん、えす様、歌姫ズによる3ピース・コーラスが実現。あぁ、なんてゴージャスなんだ。
続いては、特別なゲストという前フリから、Ⅹ-JAPANのポッキーTOSHI登場!……というか、そのメイク、どっから見ても聖飢魔IIのデーモン小暮閣下ですからー。特殊メイクとも言えそうな厚化粧ぶりに、OK☆さんもしばし笑い込んでしまい、コメントすらできない状況に。
OK☆さん「ちょっと近いように思えなくもないけど……デーモン?」、ポッキーさん「メイクさんにⅩ-JAPANにしてと言いつつ、そうじゃない、そうじゃない、とメイクを重ねていくうちにこうなっちゃった。……お前を蝋人形にしてやろうかー!」で客席大爆笑。OK☆さん「じゃ、今日はⅩ-JAPANと聖飢魔II、どっちで行きますか?」、ポッキーさん「じゃ、蝋人形で」。OK☆さん「それにしちゃ、衣装的にも中途半端だし、今日はⅩ-JAPANで」。
そして始まった曲は『ENDRESS RAIN』。ビジュアルどおりのおちゃらけシーンもありかと思いきや、「俺の歌声に酔いしれろ!」と言わんばかりに情感たっぷりに歌いあげるポッキーさん。そんなポッキーさんを立てつつ、めだたぬようにしっかりサポートしたのは歌姫ズの一人“相武紗季に似たほう”。そんな抜群のコンビネーション・ハーモニーに加えて、泣かせるバッキーさんのギターに、魂を揺さぶるヨハネさんのピアノ旋律。そして、今日一番の見せどころとYOSHIKIのごとくドラムを叩き込むコモエスタ社長、なのでした。
歌い終わり、満場の拍手の後、OK☆さんの「もう二度と出ないであろうこの企画。ダイナマイトポップスの幻の傑作選に選ばれること間違いなしでしょう」というコメントもそこそこに、「じゃ、次のメイクがあるんで」とステージを去るポッキーさん(笑)。
次は、リンドバーグの『今すぐKiss Me』。歌うのは、黒系衣装でまとめつつ、赤と黒の交差するショールがカッコ可愛い、えす様。それにしても、えす様の声量は人並み外れて凄い! あの重層演奏に負けずに、歌詞の一言ひとことがはっきりと聞こえてくる。並たいていの声量じゃありません。
続いて、OK☆さんによるユニコーンの『大迷惑』。歌うというより騒いでいるようなOK☆さん。あたりかまわずに帽子を投げ捨てるあたりも大迷惑(笑)。アイドル的存在だと信じていたのに、突然パンクロッカーと化したような彼の傍若無人ぶりに、あっけにとられたOK☆ファンにとっても大迷惑(大笑)。そして、ドラマー泣かせのこんな忙しい曲を強いられたコモエスタさんにとってもこれまた大迷惑(爆)。でも、でも、またぜひ聴きたいなー。こういうOK☆さんの転身、「あると思います」(^^)
OK☆さん「こうしている間にもメイクはどんどん進んでおり、いま控室は、楽屋というより手術室と化しております。それでは、おいでいただきましょう、森進一さんの登場です。……え、違う?」。…これはOK☆さんのフェイク。予期せぬ出番宣告に、次のメイクがまったく間に合っていなかった楽屋裏のポッキーさんは一瞬、凍りついたとか(笑)。
そして、胸キュンメドレーのコーナーへ。曲は、村下孝蔵の『初恋』。『大迷惑』とは正反対に、男の色気でしっとりと女性ファンの心を揺さぶっていくOK☆さん。歌姫ズのもう一人、“伊東美咲に似たほう”も加わり、ムーディなコーラスをトッピング。
続いては、爆風スランプの『大きな玉ねぎの下で』。OK☆さんの声質がこの曲にすごくフィットしており、しかも、せつせつと歌い込むものだから、客席は予言どおりの胸キュン状態満開に。マジにうるうるしちゃいました。
そしていよいよ、禁断の森進一コーナー。OK☆さんからの「次で何人目のゲストでしょうか」という前ふりコメントだけで、場内は笑いの渦。そして出てきた、期待を裏切らない厚化粧のポッキーさんに対し、「メイクというより工事に近いものがありますね」とOK☆さん。「死相が出てる」と言われるほどのスリリングな白塗り顔は、ある意味、あっぱれ。歌うは『襟裳岬』。バックのスモークまでもが怪しさを強調。しかも、ヨハネさんのキーボードが実にマニアックで効果的。歌い終わるやいなや「次のメイクがあるので、帰ります」というポッキーさんにこれまた大爆笑。
ここで再び恒例のスペシャルゲスト、エンジェル浅野さまがステージに降臨。OK☆さんが若かりし頃に、FMレコパルに付いていたゴダイゴのカセットレーベルを愛用していた旨も紹介されたのでした。
そして始まったバンドコーナーでは、まずは『銃爪』。世良公則が乗り移ったかのようなOK☆さんの歌声と、お約束のガニ股ポーズ。続いて、けたたましいキーボードから始まった『フォルテシモ』では、大友康平ばりに声を澱ませて歌うOK☆さんに合わせ、客席一同もこぶしを振り上げて。「バンド御三家メドレーをお聞きいただきました。…え、まだ2コだって? では、『モンキーマジック』!」…で、場内は再び興奮のるつぼへ。
そして、その勢いのまま、総立ちメドレーのコーナー。新ジャニーズメドレーと題して、まずはター坊こと青山孝史氏への追悼の意を込めたフォーリーブスの『踊り子』。この選曲はヨハネさんの発案とみた。そして、「若い人にもわかるジャニーズ」とのことで、Kinki-Kids『硝子の少年』。この名曲起用は嬉しかったっす。歌姫ズの「♪stey with me」コーラスも感涙モノ。続いては、SMAPの『俺たちに明日はある』。ステージや客席でいきいきと力強く歌うOK☆さんとポッキーさんに視線が釘づけになりがちですが、よーく聞くとこの曲、コーラス内容もとてもユニークで面白い。そして、間髪入れずに『パラダイス銀河』へ。OK☆さんは客席の中に飛び込んで暴れ、ローズさんはステージ上でエア・ローラースケートで暴れ…、そんな大騒ぎの中でもしっかりハモっているポッキーさんもこれまたワンダフル。そして、OK☆さんの「行きますよ、皆さんで。ひとつになって」で、おなじみの『YOUNG MAN』。「ダメだなぁ、Cの向きがわかんない人はちゃんとわかんないと言わないと。正直に言うことは恥かしいことじゃなーい」(笑)。
アンコールで再びステージに現れたOK☆さんは、「ここから先は2009年も2010年もたぶんあんまり変わんないです。ヤングマンをやったら、アンコールではアレとアレとアレというように。もしも貴方が都合で2年ぐらいライブに来れなかったとしても、3年後もたぶん同じことをやってる。そうだからこそ、皆さんの永遠の青春がここにあーる!」。…こんな粋なセリフがポンポンと出てくるあたりが、アイドル・OK☆カワニシたるゆえんなのですな。
さて、アンコールでは、「初めての人はびっくりしないでね」との紹介を受けての、ポッキーさんによる『与作はチャンピオン』。そして『君の瞳に恋してる』では教祖を拝むような両手上げ下げアクションが、『銀河鉄道999』ではこぶしの頭上ぐるぐる回しムーブがそれぞれ客席にて繰り広げられ、『また逢う日まで』で今回もあったかい大団円を迎えたのでした。
ダイナミックでパワフルでありながら、コミカル。エネルギッシュなのにロマンチック。結成15周年のファーストライブは、これぞダイポプと言いたくなるような魅力が凝縮されたライブに仕上がっていました。15周年だからと言ってドシッと構えるのではなく、マンネリを続けるのでもなく、新曲と新ネタもたっぷり練り込んで、ハイスピードで駆け抜けていったあたりもまさにダイポプならでは。風雲、急を告げて、15周年の今年はさらに盛り上っていきそうです♪
weitten by T.Seno (Dynamitepops Official Reporter)
photo by Minako.Y (Dynamitepops Official Phtographer)
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