
3/29ライブの第2部は、オープニング・ソングにぴったりの、おなじみ太川陽介『ルイルイ』でスタート。コモエスタさんが叩き込む力強いドラムのテンポに合わせ、客席の“ルイルイ手振り”も浸透して、たちまち場内一体でのお楽しみ空間の出来上がり。
続いては、ジュリーの『おまえにチェックイン』。実はこの曲、かなりの歌唱力と表現力がないと歌いこなせないもの。バックのギター演奏のメロディラインもボーカルとは関係なさげな、かなり独特のコード進行だし。でも、そんな難曲さえもいとも簡単に歌いこなすOK☆さんはさすが、なのでした♪
続いてのMCで、OK☆さんいわく「いま思えば、今日の1ステージ目は“捨てゲーム”ですよね。今日のライブは“2ゲームから”でございます!」。…あんなに楽しさ満載だった大盛り上がりの第1部を“捨てゲーム”と言い切るこの自信!……エンターテイナーとしてのプライドに満ちあふれたジョーク&トークなのでした♪
そして、「来年の夏でダイポプは15周年。15年目は3Daysライブをしたいな」と。OK☆さん「今日の客席の皆さんがそれぞれの職場で社長に昇格して、一人15万円ぐらい出していただければ、武道館でもやれるはず」。…うん、そうすればできますねー。OK☆さんは思いつきで適当な金額を言ったのかもしれませんが、僕も先日、仕事で武道館を使ったので、実はそれがとても妥当な金額であることがわかります(笑)。
でも、例えば、武道館で一度ドンと華々しくライブをやるより、渋谷クロコダイルでさらに10年続けてやるほうがとんでもなく凄いし立派なことだと思うんですよ、僕は。ダイポプにはいつでもいつまでも、渋谷クロコがお似合いの、庶民派な究極エンターテイメント・バンドであり続けてほしいものです♪
さてさて、次はリラックスさんの魅惑のベース・ソロから始まる『ひょっこりひょうたん島』。これまた実にファンキーなアレンジ楽曲。間奏でのドラム・ソロのシーンでは「コモエスター!」コールが続々と湧き上がり、ヨハネさんのキーボード・ソロもまたグルーヴ感たっぷりに。ちょっと恥かしげな様子の歌姫ズの振り付けも、手づくり感覚でほのぼのとしていました♪
続いては、シブい洋楽BGMに乗って登場してきたポッキーさん。見るからに子門真人を連想させるアフロヘアに定番チョッキ。「♪ライディーン!」とか「♪渦巻くバンバの、イエーイ♪」と高らかに歌いながらの登場で、ポッキーさんいわく「今の、イナズマン(の主題歌)だよ」、客席「わかんなーい」(笑)。…僕はあのテの特撮路線、大好きなんですけどね。
OK☆さん「1ステージ目がかなり押したので、2ステージ目は余計なトークは無しにして、てきぱきと(笑)」。…で、さっそく『およげたいやきくん』へ。歌詞のタイミングを溜めに溜めての「♪……、んー、イヤになっちゃうよー♪」あたりでは客席も大笑い。もちろん歌声は子門風。間奏場面で、部下から発せられる「部長、部長!」コールに、思わず「うっさいんだよー!」と応えるポッキーさん(笑)。
歌唱後、「歌っている途中、だんだん感情移入してくる曲なんですよね。口にひっかかった釣り針が取れないよ〜という気持ちになっちゃう、みたいな」とはポッキーさんの弁。
続いてのスペシャル・タイムで、ゴダイゴのギタリスト浅野さんが『ガンダーラ』のBGMにのって再度ステージへ。
OK☆さん「浅野さんは日本を代表するギタリスト……んー、『10選』の中に入っていらっしゃるという…」。すると浅野さん、笑いながらもすぐさまツッコミへ。「10はちょっと多いよ」、OK☆さん「じゃ、3本の指に入るということで…」、浅野さん「そうね。どこの指かはわかんないけどね」。…お二人の信頼関係ゆえの、ほのぼのしたやりとりなのでした(笑)。そして、浅野さんのギターを中心にしての『ベンチャーズ・メドレー』へ。グループサウンド的なゴキゲンなギターの音色に場内もハッピー満開状態へ。メドレーで次の曲に移るたびにフロアからは高い歓声が!
演奏後のOK☆さんは、「我々のダイポプの入場料ではとても聴けないようなものでしたね…」、浅野さん「結構、真面目に弾きましたよ。弾いていると毎回、演じ手のほうにも感覚が違って感じられるものなんですよね」…うーん、そのお言葉、深いっ!
…と、ここで、元・一風堂のリーダーで音楽プロデューサーおよびギタリストとして名高い土屋昌巳さん(イギリスのバンド『ジャパン』のワールドツアーに参加された経歴も!)が会場においでになっている旨が明かされ、土屋さんがステージへ! わあっと湧き上がる歓声!!
土屋さん「僕は、フリー(演奏)は浅野さんから学んだんです」、浅野さん「僕は、昼間はジャズ喫茶、夕方からディスコ、夜はクラブで演奏して、それぞれレパートリーは全部違うというとんでもないバンドでやっていましたからね」、土屋さん「僕はそれ全部、見てましたよ」、OK☆さん「すみません、僕は浅野さんが音楽史上そういう(教祖的な)方だとは知りませんでした」、浅野さん「とんでもない、僕はただのオヤジですから」。そして、いつか実現するかもしれないダイポプステージでの土屋さんとの夢の競演を約束されたのでした。
続いては、洋楽メドレー。『スリラー』のBGMに乗ってアフロなジャイケル・マクソンことポッキーさん登場!…ステージセンターに来たところでいきなり、やけに高い声で「ちょっち、ねー」、OK☆さん「それは具志堅さんでしょ」(笑)。歌うはもちろん『BEAT IT』。歌姫ズの濃厚コーラスが格段に豪華さを演出し、ポッキーさんの振り付けもかなり本物チックにバージョンアップ。
そしてすぐさま『ダンシングクイーン』へ。こういう曲はまさに歌姫ズの真骨頂。OK☆さんの歌声よりもバンバンと前に出ていた、ノリノリなコーラスぶりなのでした。
そしておなじみのBGM『We Will Rock You』で再登場したポッキーさんによる『与作はチャンピオン』へ。OK☆さんいわく「着替えがよく間に合ったね」(笑)。そんなポッキーさんは人工の胸毛をちぎっては投げ、ちぎっては投げのパフォーマンス。客席からの「♪ヘイヘイホー」の木霊コーラスも、もうしっかり定番に。OK☆さんも後方でダイポプ和風提灯で演出。ポッキーさんだけでなく、この曲の時のOK☆さんはいつも、とても嬉しそうに歌い演じていますよね。最後は、胸毛を全部むしり取って客席に投げ捨てたポッキーさん。客席「部長ーっ!」、ポッキーさん「うるっさいよ!」(笑)。この曲の最後の一音では、禁じ手の乳首チラ見せ攻撃の“サブ北島先生”なのでした。
OK☆さん「とうとう最後の曲になりました」、客席「ええーっ!」、OK☆さん「最後と言っても、メドレーで10曲ぐらいあるんですけどね」…で、客席、大笑い。
お待ちかねの総立ちメドレー1曲目は『シーサイドバウンド』。えす様の放つ「ゴー、バウンド!」コーラスも、突き抜けた明るさと元気さいっぱいでした。
続いては、そのえす様による『キッスは目にして』。この曲はまさに歌唱パンチ力と確かな表現力とが求められる、まさにえす様のためにあるような歌。曲が終った時にマイクを持った手を高く突き上げる、おなじみのしぐさもキュートに☆
そして、OK☆さん、ポッキーさん、えす様による三位一体の『学園天国』へ。メンバー同士が重なり合うことで生まれる圧倒的なエネルギーの前に、客席ももうアグレッシブなディスコ状態。客席もステージメンバーも思いっきり楽しんでいこうよー、というアゲアゲな世界。さりげないポッキーさんのハモリも素晴らしいー!
そして最後は、OK☆さん「今年も最後はこれで行きますよ!」からおなじみの『ヤングマン』で大団円。
客席一同による力強いアンコールのコールの後、OK☆さんによる「今日は何曜日?」の問いかけから、ゴキゲンナンバーな『サタデーナイト』へ。…と、OK☆さんはお約束どおりの、客席乱入。そんな盛り上がりのまま『君の瞳に恋してる』で再び場内へダイブ。客席のお母様の所に行き、みずからあらためて母を皆さんに紹介。このシーンで、「OK☆さんって、なんて良い息子さんなんだろう」と感動しながら見ていたファンも少なくなかったとか。なお、この曲の時は、バッキーの奥様もそれはもうノリノリで楽しんでいらっしゃいました。
そして浅野さんに三度ご登壇いただいての『モンキーマジック』へ。ラストは恒例の『また逢う日まで』でハッピーエンド、なのでした。
メンバーの皆さんも、それぞれの会社でさらに責任のある立場になってますます多忙化し、また、年齢ゆえの健康との戦いもそろそろ発生しつつある(?…笑)はず。そんななかで、僕らのためにエンターテイナーであり続けようと惜しまぬ努力を重ねるダイポプのメンバーたち。そんな彼らは、僕らのいろんな喜びも悲しみも痛みもその全部を包み込み、あったかく受け止めてくれる空間を、いつも自然なかたちで提供してくれます。そんなダイポプを、ファンとしてこれからもずっと大切にしていきたいな、とあらためて感じたライブでした♪
weitten by T.Seno (Dynamitepops Official Reporter)
photo by Minako.Y (Dynamitepops Official Phtographer)